佐渡林業実践者大学・第28期修了式及び第29期開講式・学長講演(平成20年3月4日)


佐渡林業実践者大学の第28期講座修了式及び第29期講座開講式は平成20年3月4日、午後1時30分から、トキのむら元気館で行われました。
修了者26名でうち皆勤賞6名でした。
29期受講者は27名です。
今後1年間で8回の講座が実施されます。
証書授与式の後、修了者代表3名による、「演習林の森づくに活動成果報告」の発表会がありました。
前年から演習林が設定され(受講生の一人が所有林を提供)、専用の森林空間で活動できるということが大変効果があるということが発表を聞いても分かります。
森林調査、森づくりのデザイン策定、整備活動の実行など、一連のカリキュラムを通じて、実力を養われることを期待します。

その後、恒例の学長講演ですが、今回は、佐渡の特性を活かした、島づくり日本一の目標について、例示的提案を行いました。
この提案は、全く仮のもので、受講生や島民などに今後、本格的に考えて欲しいという前提で話しました。
具体的には、もてなしの島日本一、アテビ耐久住宅日本一、自給自足の島日本一などですが、夜の謝恩懇談会で反響を探ったところ、自給自足の島づくりが共感度が高いようでした。
今は、都市居住者も自給自足型の生活に関心を持ち、研究されている人も増えていますので、佐渡島自身がそのような島づくりに方向性を持ち、体験を可能とする受け入れ体制も整えば、短期、長期の滞在希望者の来島も実現すると思われます。

なお、翌日、受講生の一人である安藤卓也さんが熱心に取り組んでおられる、バイオマスエネルギーのプラント(緑のリサイクル協同組合)を訪問し、木質ペレットの製造過程及び温泉宿泊施設における活用状況などを見学させていただきました。


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